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事業目標と部門目標をKPIで連携させ、組織と個人の目標達成もKPIで強化することにより、会社全体のPDCAを強化させることができます。
事業部別に戦略マップと戦略課題別に目標指標を設定し、事業部の目標を達成するための部のKPIを「成果目標」と「重要実行項目」として設定、事業部・部のKPI(組織KPI)をベースに全社員を対象に個人目標(個人KPI)を設定します。
その際、どの組織KPIの為の個人目標であるかの紐づけを明確にしながら設定すれば、組織目標(組織KPI)と個人の目標管理(個人KPI)の連鎖を行うことができます。
個人の目標管理と組織目標のKPIとを連鎖させることにより以下の効果が生まれます。
・組織目標と個人目標の連鎖性の向上
・個人の目標管理の明確化
(自分は組織に対して何を実行し、成果を出せばよいかが明確になります。)
・目標管理の形骸化の防止と組織目標達成への活用
・KPIを組織、部門のPDCAから個人を含めたPDCAサイクルへの展開
・目標設定を通じた上司・部下のコミュニケーションの活発強化
目標管理は、古くから各会社において個人の目標管理と人事考課をセットにして管理してきたと思います。
・目標管理は、EXCEL(またはWORD)で管理していて、目標管理の作成時期及び人事考課の時期のみしか内容を確認しない。
・作成が終わった後は、机の中にしまっている。
・総務部門が纏めてファイルまたは、フォルダに管理している。
という事はありませんか?
目標管理そのものが有効な手立てとして利用されていないなどの問題に対し、なしとげるべき課題の見極めが大切です。
また、目標管理を活用していたとしても、そのものが全社の目標と部門の目標、そして個人の目標と一致しているケースと一致していないケースがあったのではないでしょうか。
会社の目標、部門の目標管理を語る前に
・そもそも自社が向かうべき、ゴールはどこか
・どう戦うべきか
・戦略はどうあるべきか
についての議論、討議が社内でできていないという事はありませんか?
最近では、戦略シナリオと会社の目標、部門の目標を立て、その達成度を測定する方法として、KPIマネジメントが主流となっております。
大企業、中堅企業を問わず、KPIを使って管理しているなど耳にした方は、結構いらっしゃるのではないでしょうか?
10数年前は、バランススコアカード(BSC)が一時期、流行ったケースもありますが、現在は、KPIを使って社内をマネジメントしているお客様が多くなったように感じられます。
KPIマネジメントを平たく言えば、
・財務の視点、顧客の視点、業務プロセスの視点、学習と成長の視点で、戦略を考え、KPIを設定していくものです。
・財務の視点を良くするには、顧客に何をすべきか。
・そのための業務の改善点は何をやるべきか。
・業務の改善を良くするには、社員の学習と成長には何が必要か。
などの戦略シナリオを描いて、それぞれの視点で最終的な目標KGI(Key Goal Indicator)を設定して、KGIを達成するためにCSF(Critical Success factors 施策、重要成功要因)を考え、CSFを達成するためにKPI(Key Poformance Indicator)を設定し、KPIを達成するためにアクションをどうすべきかがKPIマネジメントの概念です。
KPIが達成しているかどうかのチェックをし、達成されていない場合は、アクションの見直し、または、KPIの設定そのものの見直しを行ったりして、PDCAを回しながら会社、組織活動で運用をしていくことになります。
KPIマネジメントは実行しているが、目標管理までリンクさせていない。また、目標管理は人事部が実行しているので、目標管理の中身まで踏み込んで検討していない。という状態ではないでしょうか?
折角、自社でKPIマネジメントを実行しているなら、KPIを組織目標と個人の目標管理までリンクさせて管理を行っていくことで、会社組織全体としてマネジメントができPDCAに繋がっていくのではないでしょうか。
弊社では、KPIマネジメントのコンサルティングサービス、目標管理システム(パートナー製品)などの製品を用意しております。
KPIは日本語では「業績評価指標」・「業績管理指標」・「業績向上指標」などに訳され、定義は様々です。
次のようにゆるやかに定義・理解すると良いかもしれません。