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SWOTの洗い出しを基に、SWOT要素を組み立てます。
上図は、組み合わせ例です。既に強みである学習と成長の要素を活用することで業務プロセスでの強みが予想され、現在業務プロセスにおいて弱みである要素を克服することで、新しい商品・サービスの提供が生まれます。この商品・サービスが市場で好機を捉えることで財務的発展が予想されるという組み合わせです。
見出した組み合わせについて検討、もたらす効果やリスク対策、結果の予想などを熟考します。
この作業によって得られた組み合わせが戦略目標となります。
(1)SWOTのなかの一部(上図では、商品サービスからマクロ環境にかけて)の組み合わせから重要成功要因の要素を抽出します。上図は「サービスの向上により市場の評価を得る」という道筋ができます。
サウスウエスト航空の戦略マップを例に挙げると「スケジュールを守る」(サービスの向上)という重要成功要因が「市場の評価」(マクロ環境)へとつながります。
(2)重要成功要因の抽出ではSWOT分析をふまえた裏要素を洗い出します。
強み | より強くするための行動 |
弱み | 強くするための行動 |
機会 | 事業チャンスとして活かす行動 |
脅威 | 阻害となる影響を最低限に抑える(防ぐ)行動 |
裏要素がもつ、ビジョンの実現に向かっての可能性を追求し、優位性の高いものを重要成功要因とします。重要成功要因を設定することで、ビジョン実現への道筋が明確になり、戦略目標の設定に役立ちます。
参考:
「バランスト・スコアカードによる戦略マネジメント」 伊藤武志著